玄関先の定義は曖昧？先生に聞いてみた
近年、家庭訪問では玄関先のみで済ませるケースが増えているようです。しかし、「玄関先」とは具体的にどこを指すのでしょうか？ドアの外なのか？内なのか？
先生の回答：状況によって異なる
「玄関先」の定義は学校や地域、先生によっても異なるようです。
- ドアの外: 一部の学校では、感染症対策としてドアの外でのみ対応しているところもあります。
- 玄関内: 一般的には、玄関を入ってすぐのスペースを指すことが多いようです。
以下のような場合は、特にどう対応すればよいのか迷いますね。
- 初めての家庭訪問の場合
- 家の中に小さい子どもやペットがいる場合
- 家の中が片付いていない場合
玄関先での応対マナー
玄関先での応対マナーは以下の通りです。
- 玄関の外側・内側を掃除しておく
- スリッパを用意しておく (必要な場合)
- 挨拶をしっかりする
- 先生の話に耳を傾ける
賛否両論！家庭訪問が玄関先だけになった！？その理由とメリット・デメリット
玄関先訪問が主流になった理由
玄関先訪問が主流になった理由はいくつか考えられます。
- 教員の負担軽減 近年、教員の負担軽減が叫ばれています。家庭訪問は教員にとって大きな負担であり、時間と労力が必要となります。玄関先訪問であれば、訪問時間を短縮でき、教員の負担を軽減することができます。
- プライバシー保護 近年、プライバシー保護への意識が高まっています。家庭訪問は、自宅内に入ることになるため、プライバシーを侵害する可能性があります。玄関先訪問であれば、自宅内に入らずに済むため、プライバシー保護の観点から有効です。
- 感染症対策 家庭訪問は、密室で行われるため、感染症のリスクがあります。玄関先訪問であれば、感染症のリスクを軽減することができます。
玄関先訪問のメリット・デメリット
玄関先訪問には、メリットとデメリットがあります。
メリット
- 教員の負担軽減
- プライバシー保護
- 感染症対策
- 家が散らかっていることを気にしなくてよい
デメリット
- じっくり話せない
- 子どもの過ごしている家庭環境が十分にわからない
- 家の中の様子がわからない
家庭訪問、本当に玄関先だけ？実際は室内に上がるパターンも？！
玄関先という文言が、お知らせに記載されていたとしても、実際に室内に上がるパターンも存在するのでしょうか？
実際には室内に上がるパターンも存在する
玄関先訪問が主流となった一方で、実際には室内に上がるパターンも存在します。
- 子どもの様子をより詳しく知るために 先生が子どもの様子をより詳しく知るために、室内訪問を希望する場合があります。これは、特に問題を抱えている子どもについて、より詳細な情報を得るために有効です。
- 保護者からの希望 保護者から室内訪問を希望する場合もあります。これは、先生とじっくり話したい場合や、家の中の様子を見てほしい場合などが考えられます。
先生の方から、突然、部屋に上がらせてくれとの進言は遠慮して欲しいところですね。
玄関先の家庭訪問、こうして乗り切った！成功談と失敗談
玄関先訪問を成功させるための秘訣
玄関先での家庭訪問を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。
- 事前に準備しておく 訪問時間や服装、話す内容などを事前に準備しておくと、当日の慌てることを防ぐことができます。
- 第一印象を大切に 玄関先での訪問は、短時間で先生に良い印象を与えることが重要です。笑顔で挨拶し、身だしなみに気を付けましょう。
- 簡潔に話す 玄関先での訪問は時間が限られているため、簡潔に話すことが重要です。あらかじめ伝えたいことをメモしておくと良いでしょう。
- 子どもの様子を伝える 家庭訪問では、子どもの学校での様子だけでなく、家庭での様子も伝えることが大切です。子どもの良いところや頑張っていることを伝えましょう。
- 質問する 先生に質問することで、子どもの様子についてより詳しく知ることができます。積極的に質問しましょう。
失敗談
話題が尽きてしまい、気まずい雰囲気に
事前に準備を怠り、話す話題が尽きてしまったことがありました。先生も気まずそうにしていたのが印象に残っています。
子どもが急に泣き出して、話が中断
訪問中に下の子どもが急に泣き出してしまい、話が中断してしまったことがありました。先生も困っていた様子でした。
玄関先の家庭訪問はどんな立ち位置で会話する？立ち話？椅子を用意？
先輩方の体験談が見つかりました。
立ち話は大変そう…
最初は立ち話で済ませようと考えていました。しかし、長時間の立ち話は大変ですし、メモを取るのも難しいです。そこで、玄関ホールに腰かけて話を聞くことにしました。
玄関ホールに腰かける
玄関ホールには、ちょうど良い高さの段差がありました。そこにお互いに腰かけて、隣同士で話を聞くことにしました。先生と目線が合いやすく、話しやすかったです。
椅子を用意
今回の家庭訪問では、簡易な腰掛けを準備しておきました。先生は土間の腰掛けに、自分は玄関を上がった場所に正座する形でお話をしました。
玄関先の家庭訪問でこれだけはNG！気を付けて
目線の高さを合わせること
間違っても、「頭（ず）が高い」という失礼な状況にならないようにしてください。
先生よりも高い位置に保護者が立たないようにしてください。
例えば、玄関ドアの外ならば、数段の階段があるかもしれません。段差の上に保護者が立ち、段差の下に先生が立って話すようなことがないように。
また、玄関ドアの内側で対面するのであれば、先生が土間で、保護者が玄関の段差の上に立って話す状況にならないように、保護者も同じ土間に立って話をしてくださいね。
玄関先の家庭訪問は、短時間で先生と話す貴重な機会です。上記を参考に、自分にとってベストな方法を見つけて、有意義な家庭訪問にしてくださいね。
